
「福島学カレッジ」に参加したきっかけは何ですか?

絋子
東京大学で開沼先生の「芸術講」の発表に参加し、福島と社会復興がアートを通してどのようにつながっているのか興味を持ちました。また、自分の日本語のプレゼンテーション能力を向上させ、挑戦したいと思い、参加することにしました。


「福島学カレッジ」ではどんな研究をしましたか?

絋子
今まで福島でどのような芸術活動が行われ、それらが復興の手段として効果があったかを研究しました。アーティストと活動を支援した政府、主に経産省に活動の目的と成果についてインタビューし、その答えを比較する中で、アートは復興の手段として効果はあるが、関係者間のコミュニケーションを深める必要があることがわかりました。


研究していく中で、大変だったことは?

絋子
自分の研究の内容を絞り込むことが大変でした。また、初めのうちは、学術的な日本語に慣れるのが難しかった。しかし、開沼先生も、チューターも、いつでも質問に答え、フィードバックをくれ、オンライン上だけでなく、直接話しもして進捗状況を確認してくれました。言葉の壁はさほど問題ではなく、参加者全員がとても温かく迎えてくれました。


「福島学カレッジ」の魅力をひと言で!その理由も教えてください。

絋子
福島学カレッジでは、若くオープンマインドな人たちが、どんな小さな興味でも、大きな情熱でも、社会に貢献する有益な取り組みに変えることができる、と教えてくれた。福島はさまざまな世界的な問題をつなぐ中心地であるため、プロジェクトに自分の関心を取り入れることは自然なことでした。そしてプロジェクトが終わる頃には、自分が主導権を握り、一歩踏み出したという実感が得られたと思いました。
