「福島学カレッジ2025」参加者募集中!

詳細チラシD L

中高生、教育関係者、保護者の皆さま

プログラム概要の資料として
ぜひご覧ください。

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第2次応募締切 7/31 (木)
※満席になり次第、募集停止します

松原理乃さん

カレッジの研究が学会発表できるまでの形に!

参加した年:2022年

松原理乃

現在:関西学院大学国際学部2年参加当時:関西学院千里国際中等部・高等部 高等部3年

「福島学カレッジ」に参加したきっかけは何ですか?

松原

高校時代に、学校の授業の一環で福島について勉強したことです。未曾有の大災害を経験した福島には、さまざまな課題が山積しています。その一方で、その解決に取り組む若者はまだまだ多くないことを知りました。高校生の私でも、なにか携わることができるチャンスがあるのではと思い、参加を決めました。

高校時代に中間貯蔵施設を見学

肌で感じた福島の課題と可能性を描き応募した「『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワード」で2021年は入賞・翌年には環境大臣賞に

「福島学カレッジ」ではどんな研究をしましたか?

松原

東日本大震災が起きた直後の4時間に、Twitter(現在のX)でどんなことがつぶやかれていたかの研究を行いました。”福島第一原発”とツイートされた数とその特徴について約2,000件のつぶやきを分類し、分析を行ったところ、当時の情報伝播の様子や、市民がとった行動や感情が色濃く反映されていたことがわかりました。

福島学カレッジでともに研究に取り組んだ仲間と 左から3番目が松原さん

研究していく中で、大変だったことは?

松原

膨大なデータを手作業で分析するのは、正直、大変でした。しかし、研究者としては初心者である私に、開沼先生は的確なアドバイスで目標まで導いてくださいました。さらに、福島県内外から集まった他の受講生の新鮮な視点から刺激を受け、懸命に研究に取り組む姿を間近で見て「私も頑張ろう」と励まされていました。

受講した前後で、自分自身にどんな変化がありましたか?

松原

研究の面でいうと、自分の興味関心から生まれた研究を半年も経たないうちに学会で発表できるまでの形にできたのは、大きな成長でした。
また、私は大阪府から参加したのですが、地元では出会えない方々、見られないもの、体験できないことに触れて、人生の幅が広がったと感じています。
大学に進学した後に気がついたのは、高校時代、福島学カレッジの時にはあった「道標」がなくなることでした。自分で自分の人生を決めていく大変さを痛感しましたが、カレッジの研究発表がきっかけとなり、学会で知り合ったベテラン大学研究者たちの研究班のメンバーに加わらせていただくという貴重な機会と出会いました。「これから自分がやっていきたいこと」を、この場所で見つけることができました。

卒業生として「カレッジ」参加者に研究の魅力を語る松原さん

「福島学カレッジ」の魅力をひと言で!その理由も教えてください。

松原

「セミプロになれること」。
この福島学カレッジでは、中学生や高校生ではなかなかできないレベルの研究に取り組むことができます。研究を進めるにあたって、他の人にアドバイスを求めることや実際に現場に足を運んで学んだことで、ひとまわり成長した自分にも出会えました。

受講を検討している後輩たちへメッセージをお願いします。

松原

こんなに福島について学び、研究できる環境が整っている場所は、他にはないです。少しでも興味のある方は、ぜひ参加してほしいと思っています。

いまも研究を続けながら野球部マネージャーとして学生生活に全力投球

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